サービス名
マイニングシティ(MININGCITY)
運営会社
ProphetekLimited
会社所在地
不明
運営責任者
GregoryRogowski
マイニングシティの評判が悪くなってきてる
各種メディアでも取り上げられているMLM案件「マイニングシティ」について捜査を開始。
マイニング業界の大手企業とのパートナーシップを武器に事業展開を行っているようですが、果たしてその実情とは?
マイニングシティの内情や今後の展開、利用者からの口コミを元に今から初めても大丈夫なのか?を調査してきました。
マイニングシティとは?
ポーランドを拠点にした「マインベスト」の設備を利用してサービスを提供している、クラウドマイニングサービス。
マイニング設備が整った企業に出資することで、マイニング報酬の一部を投資家に配当するというサービスなのですが、2019年7月頃より様々なメディアに取り上げられ始めたことから話題となった投資案件です。
コインオタクやコインテレグラフといった大手仮想通貨メディアが一斉にPR記事を掲載。広告費をかけて本格的に日本に参入を決めた模様でした。
海外の業者のクラウドマイニングといえば、ビットクラブのように悪質なMLM案件が目立ちますが、マイニングシティはいかなるものなのでしょうか?
マイニングシティの運営会社とは?
マイニングシティを運営しているのは、キプロスを本拠地とした「ProphetekLimited」という企業。
公式サイトにはCEOとされる「GregoryRogowski(グレゴリーロゴフスキ)」氏の写真が確認できます。
ただ、運営会社とされる「ProphetekLimited」について捜査していくと、興味深い情報を発見。
上記は運営会社の登記情報の一部なのですが、ディレクター/オフィサーの項目にはグレゴリーではなく別人の名前が記載されています。
記載されているのは「ΚΥΡΙΑΚΟΣΜΕΤΤΗΣ」という人物名であり、ギリシャ語で表記されていることからキプロスの現地人であることが予想できます。
この人物が何者なのか?捜査したところ、65社にも及ぶ企業に名を連ねていることが判明。
この「ΚΥΡΙΑΚΟΣΜΕΤΤΗΣ」については、様々な企業に名義貸しをしているだけの人物なのでしょう。
おそらくはキプロスの法人を設立を手伝う代行業者を利用したものと思われます。
現地で法人の設立すら行えない企業が果たして、キプロスに本拠地を置くでしょうか?
上記の情報からですと、「マイニングシティ」の運営はキプロスでは行われていない可能性が高いと判断いたします。
マイニングシティがMINBEST社と業務提携?
「マイニングシティ」が信頼できる企業だとして公開されている情報である…
・MINBEST社
・BTC.com
2社との業務提携ですが、調べてみると業務提携というよりはマイニングシティ側が各社の設備を利用しているだけに過ぎない様に見えます。
複数のアフィリエイトサイトでは「MINEBEST」が提供するサービスが「マイニングシティ」である、などの記載がなされていますが、実際に「MINEBEST」の公式サイトを確認しても「マイニングシティ」の文字はどこにも見つかりません。
そして、世界一のマイニングプールである「BTC.com」の公式パートナーであるという記載についても見かけますが、詳細を確認すると…
これらの情報をまとめると…
MINEBESTの設備を使い、BTC.comのマイニングプールに登録して業務提携だと言い張っているだけのように見えてしまいます。
もしくは自社のサービスだけでは信頼性が担保できないため、他社のサービスを駆使してそれっぽく見せているとでも言いましょうか。
なんにせよ、マイニングシティ側が何かオリジナルのサービスを提供しているのか?という疑問は残ります。
公式を名乗るマイニングシティジャパンが怪しい
マイニングシティと検索すると一番上に表示される【公式】マイニングシティMiningCity登録方法・紹介・報酬というwebサイト。
公式サイトを名乗っているようで、サイト名は「マイニングシティジャパン」らしい。(間違っていたら訂正して欲しい)
サイト内を見る限り、マイニングシティが日本に上陸に合わせてセミナーや解説動画にてマイニングシティの普及活動を行っているウェブサイトなのでしょう。
公開されている動画やサイト内にあるTeam松岡という表記などから、「松岡誠」なる人物が運営しているものと予測できます。
この「松岡誠」の評判や経歴について捜査したところ、非常に興味深い情報が見つかります。
マイニングシティの「松岡誠」は偽名なのか?
「松岡誠」と捜査していくと、複数のwebサイトにて以前は「川田誠」「川田真琴」として活動していたという情報が確認できます。
これを踏まえて「川田誠」「川田真琴」という名前を調べていくと…
2通りの名前で紹介されているwebサイトを発見。
「川田誠」「川田真琴」として活動していたのは事実の模様。
現在の「松岡誠」は偽名(芸名?)だと推測できます。
では2020年現在、名前を変えて活動している理由はどこにあるのか?
その理由は過去に起こしたとある事件が関係しています。
松岡誠は過去に「行政処分」を受けていた
「松岡誠」が過去に名乗っていた「川田誠」に対して、行政処分が下されていました。
「川田誠」名義で処分を受けています。
公的な文書に記載されていることから、「松岡誠」の本名が「川田誠」と見るべきでしょう。
この行政処分に至った経緯も記載されていますが、悪質すぎます。
まとめると…
■説明通りの金融商品で運用されない海外の投資案件を勧誘。
■集めた資金自体は自社の金庫に保管して、投資以外に使った。
■根拠のない配当利回りを謳って勧誘していた。
一言にすると…「ウソついて金集めて横領した」
ここまでの事実がネット上で確認出来てしまうのですから、「川田誠」という本名を隠して「松岡誠」として現在は活動している模様。
以上が「松岡誠」の評判、経歴となります。
ビットコインボルト(BTCV)の価格高騰でマイニングシティの注目度が高くなっていますが、1100日掛けて少しづつマイニングするのは運営が飛ぶリスクなどを考えると危険が高いといえます。
ましてや「松岡誠」のようなマルチ業者も絡んでいるのであれば、投資金が本当に運用されているのか疑ってしまいます。
自分の投資金がゼロになるかも…という不安を感じながら1100日間過ごす精神力が私にはないので、マイニングシティへの投資は見送りです。
私は事実のみを記載していますので、この情報をどう捉えるのかは皆様にお任せいたします。
最近では資金を自分で管理できるサービスも登場していますから、リスクを減らしながら更に稼げる案件が見つかるかもしれません。
マイニングシティは信用性が無いので利用することは避けたほうがいいです。
詐欺案件と言えますね。